本のご紹介
紀伊國屋新宿本店にある本の様子
こんにちは。
ミリネ韓国語教室の代表講師金玄謹です。
「タングニの日本生活記」が出版され、発売中です。
タングニは私のニックネームですが、この本は私が日本で15年間暮らしながら経験したことをエッセイで書いたものです。
韓国語学習者のための本ですが別のページに日本語訳もありますので韓国語のわからない方もお読みいただけます。
本の構成はエッセイの横に注を入れ、ハングル検定3級以上の単語の中で難しそうな単語を抜粋し、読むにあたって辞書を引く時間を省くようにしました。
ポイントとなる表現」もまとめ、抑えておく文法事項をチェックしました。
今回イラストも描かせて頂いたのですが、そこに擬態語・擬声語も一緒に描きました。これは、エッセイの内容とセットで単語がが頭に残るように工夫したものです。
興味のある方はぜひ手に取ってお読みいただければ幸いです。
目次
생활
1 아르바이트 アルバイト– いらっしゃいませ!
2 마스크 マスク– 毎年経験する花粉との戦い
3 보증인 保証人– あのう、保証人いらっしゃいますか?
4 집 家– 日本の家はただ狭いだけなのか?
5 동전 小銭– 自販機の天国
6 겨울 冬- 韓国より寒いって?
시스템
7 백엔숍 100円ショップ– デフレの買い物天国?
8 전철 電車– 急行がいい
9 자전거 自転車- 日本のミニマイカー
10 차 車– 停止線を正確に守る日本
11 길 道– 道にない二つのものは?
음식
12 라면 ラーメン– 一杯に込められる日本人のこだわり
13 회 刺身– 生ものに対しての並々ならぬ愛着
14 매운 음식 辛口– 韓国も辛く日本の食べ物も辛い?
15 된장과 간장 味噌と醤油- 日本の食べ物の基本は?
16 신오쿠보 新大久保– 日本最大の韓流タウン
17 식사 食事-日本人、ひとりで好んで食事をする理由は?
문화
18 온천 温泉- お湯に浸かって世間をみる
19 술자리 酒の席– 自由に飲め、そして家に帰りたまえ
20 기다림 待つこと– ただ一瞬のために待ってくれ
21 연말연시 年末年始– 年を越すには三つの準備しないと
22 디즈니랜드 ディズニーランド– 人生を彩るテーマパーク
말
23 사투리 方言– テレビを通して習うもう一つの日本語
24 사무라이 侍- 日本語の中に生きている文化
25 모국어 母国語– ありとケミ
「タングニの日本生活記」の発売予定日は4月21日です。
今アマゾンなどでご予約受付中です。
出版社は「白水社」ですので、全国書店やネットでもご購入できます。
韓国語学習者のための本ですが別のページに日本語訳もありますので韓国語のわからない方もお読みいただけます。
ポイントとなる表現」もまとめ、抑えておく文法事項をチェックしました。
本の構成はエッセイの横に注を入れ、ハングル検定3級以上の単語の中で難しそうな単語を抜粋し、読むにあたって辞書を引く時間を省くようにしました。
今回イラストも描かせて頂いたのですが、そこに擬態語・擬声語も一緒に描きました。これは、エッセイの内容とセットで単語がが頭に残るように工夫したものです。
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Cさん
この本は「読み物」としての教材で,その点に重点を置いて編集されているようです。ですから聞き取り用のCDは付いていません。だいたい1つのエッセイを読みえるのに,10分もあれば十分です。
全体が5つのチャプターに分かれていて,その中に5から6つのエッセイが書かれています。1つのエッセイは5つの段落に分かれていますので,見た目にも分量が多いという圧迫感はありません。授業で使うとしたらだいたい1つのエッセイを1コマ(90分・ただし中級以上向け)で消化できそうです。独学の場合は,「速読」の練習に使えるのではないかと思います。
使われている単語も中級者としては難しいものはなく,辞書無しで十分に勉強できると思いますが,もう少し単語や文法の解説があれば,初級後半の学習者にも手が届くと思います。
内容は日本生活に関してのエッセイですので,韓国語を勉強しながら,韓国人が日本の文化などついてどう感じているかという側面も理解できるのではないかと思います。
ただ全て100点満点ではなく,本文の脇に書かれている語句の説明の活字が小さかったり,説明が少なかったりという難点もあります。
また,紙の質がよくないのか,ページ数に比べて本がちょっと重いのが気になります。学習書は持ち運びに便利なように軽めの方がいいかなと思います。
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Kさん
韓国語で読みたいけど、文学とか難しそう。
日本語の正解がわからないと、ちゃんと読めているか不安。という方にお勧めの韓国のリーディング初心者のためのエッセイです。
『韓国語リーディング タングニの日本生活記』(金玄謹、白水社)
タイトル通り日本の生活について、韓国語ネイティブの使う自然な韓国語で記したエッセイ集。
初めは語学留学生として来日し、その後アニメーターとして働き、現在は韓国語教室を運営しているという著者の、生き様の詰まっている面白い本です。
まず、すべてのトピックの最初に目を引くイラスト付き。
イラストにも漫画のように、こまごまとしたハングル(効果音やイラストの説明)が書き込まれているのですが、最後にちゃんとその韓国語も解説付き。
本文は、まず韓国語で読みますが、難しい単語は横に解説がついているので辞書を引かずに読み続けることができます。
ページをめくると、ポイントになる表現と日本語訳があります。
最初に、なんとか韓国語だけ読んでみよう!という気持ちになるのがいいですね。スパルタじゃないけど、学習者が頑張れるように工夫されていて、きっと良い先生なのだと思います。
筆者が若くて来日した時のカルチャーショックや、日本と韓国の文化の比較もあっておもしろい読み物です。
韓国語の勉強のために(というのを抜きでも)
韓国語で何か読みたいな、という方はぜひチェックしてみてくださいね。
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SHOUGAFUJINさん
さっそく読んでいます。日本について書かれているだけに、単語や表現が頭にはいりやすく、話題はかえって新鮮に感じます。
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いちご なおぎゅ KRY名古屋初日中日さん
この本を読み始めたけど、とても良いよ(^^) 。
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ハン・ジム
さすが日下さんならでの細かい分析ですね
この本を通じて,身近な日本語の表現を韓国語で何というのかが勉強できますね。ぼくも一通り目を通しましたが,今までになかった中級向けのリーディング教材です。さて,日下さんの方は,次の作品は何か「秘策」を練っているのでしょうか。楽しみです!
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KSRYUB さん
こんな本を待っていました!
著者が長年の日本生活で感じた様々を、韓国との比較を通した形で綴ったエッセイ形式のリーディング本です。その上で、実はこの一冊で多くの機能を持った素晴らしい学習教材の内容となっています。
収録されたエッセイは、鋭い視点とユーモアを交えた語り口、高い洞察力と長い年月を通した高い分析力で、読んで発見の連続です。
原文は韓国語で、それに単語解説、文法解説、そして全文の日本語訳が付いています。 ひとつのテーマのまとまりは読みやすい長さで、日本人にとっては韓国の人が日本に来てどんなことに視線を向けているのかがわかって面白く、また韓国語を学習している人ならば、生きた韓国語を読めるという点も大きなメリットです。
「日本人の一日はお湯にどっぷり浸かってこそまともに終わる。」「東京には電車の路線がクモの巣のように張り巡らされている。」といった言い回しの、自然な韓国語表現が満載です。
筆者は、ミリネ韓国語教室の主宰者で、学校が発信しているツイッターなどの情報を読むと、韓国語の微妙な表現の違いのポイントをコンパクトに伝える力量にいつも感心させられます。
さすがこんな人だから書ける本だと改めて感じさせてくれます。
読み物として、日韓文化比較本として、そして韓国語力のアップグレード本として、一冊で多くの有益なものを得られる本書は、ぜひ手元に置いておきたい本です。
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